娘に英単語を習う日がくるなんて

Who can imagine a two-year old teaching her mother a new English word?

 

娘に英単語を習う日がくるなんて

 

生後8ヶ月ぐらいから、Little Lorikeets のbaby land に通い、happy toddler、Munchkinとステップアップしていった娘。2歳4ヶ月となったこの4月から、ある事情もあり、平日5日毎日お世話になっています。

 

最初、娘をここに通わせたきっかけは、娘のためにではありませんでした(笑)。私自身が英語に触れる機会を持ちたかったからです。親は二人とも日本人だし、日本で育っていくので、バイリンガルなんて程遠い、別にそこまでならなくても、ただ英語を楽しんでくれたらいいな、ぐらいにしか、考えていませんでした。そんな私に考えを変えるきっかけを与えてくれたのは、他でもない、娘本人でした。Munchkinへステップアップした頃から、英語のアウトプットが飛躍的に増えたのです。

 

最初に出てきたアウトプットは、happy toddler や Munchkin で毎回、キャメロン先生やコリン先生が前で言っているフレーズや歌、そして名前を呼ぶ “roll call” でした。

娘は一人二役で、“Here!” “What food do you like?” “I like…”と家でも自分から言い出すようになってきたのです。Munchkinは、親と離れて子どもだけで参加するクラスなので、どんなことをやっているのか私はあまり知らなかったのですが、娘のこの一人二役を聞いて、roll call をやってることを知りました。他にも、曜日の歌や月の歌なども、真似して歌うようになってきました。最近では壁に手を当てて、まるで先生かのようにやっています(笑)

 

こんなふうに、クラスで毎回行われていることの真似から始まり、この4月から平日毎日通うようになってからは、更にアウトプットが増えていきました。私がシンプルな質問(Did you have good time today? Did you go to the park today? )をすると、英語で返事するようになってきました。yes/no で答えられる簡単な質問はほぼ理解して答えるようになり、where is~? という質問にも、over there や under the table 等と、答えるように。(over there も under the table も、クラスでよく言っているフレーズです)

 

そして、毎日通うようになって一ヶ月少し経った頃、ついには私の知らなかった英単語を娘が教えてくれるという嬉しい驚きがありました。アジサイを表す hydrangea という単語を、娘がしきりに言っていたのですが、最初は何のことを言っているのか分かりませんでした。私はもう耳から言葉を覚える年齢じゃないので、頭で認識していない単語を言葉として捉えることがなかなか難しいのです。スクールの壁に毎月の英単語とイラストが貼られてあって、月の歌を歌う前にいつもキャメロン先生 コリン先生が、“what month is it?” “it's ◯◯!” “where is ◯◯?” “over there with the ◯◯(イラストの英単語)!”という流れがあります。娘は、June(6月)を使ってその一連の流れを一人で再現していて、イラストのところで、hydrangea と言っていたのです。一緒に聞いていた夫が、「アジサイのことじゃない?」と言い、私が辞書で調べると、まさしく「アジサイ」でした。今まで知らなかった英単語です。娘に初めて教わりました。


英語が先行して母国語の日本語が中途半端にならないかと、よく言われていますが、あまり心配することじゃないということも、娘を見ていると思えます。平日の日中は英語オンリーの環境にいますが、帰宅してからは、多少の英語のやりとりはあっても、聞こえる音は日本語です。日本語で話しかけてももちろん理解して答えていますし、アウトプット量は日本語のほうが多いです。ですので、日本語の心配は全くありません。むしろ、このような小さい頃からできるだけたくさんの英語に触れさせてあげることはとても良いことだなと、つくづく実感しています。娘の成長とともに、私も今後ますます英語を頑張っていきたいと思うようになりました。子どもの成長が親にも影響を与え、お互いが成長し続けられる、とても幸せなことに思います。これからも娘と一緒に楽しく英語をやっていこうと思います。